スキルアッププランとは
スキルアッププランは運転業務を行う社員の方のスキルアップを行うプランです。
1.講習の効果
「コンプライアンス」の遵守を求められる時代に
近年、多くの企業が「コンプライアンス」の遵守を求められる傾向にあります。コンプライアンス(法令順守の精神)は単に企業の営業活動等だけでなく、業務中の運転に於いても当然求められます。そして業務中の事故・違反は、経済的損失や企業のイメージダウンにもつながります。
このような場合に、事故惹起者の運転教育が必要となります。弊社では長年の初心運転者教育の経験を活かし事故違反を起こさないドライバー再教育プランをご用意いたしております。
事故を未然に防ぐ企業体質を
① 事故・違反の原因はどこにあるのか
交通事故の原因は運転者の不注意のみに求められるものではありません。 事故の背景には多くの要因が含まれていす。
・顧客へのアポイントメントの間隔が少なく、不測の事態(渋滞・工事・顧客との商談が長引く等)により移動時間に無理があった。
→いつもと違う道路を通る。速度超過になる。安全確認が不十分になる。等の事故発生要因が増える。
・前日からの体調(睡眠不足・風邪等の疾病・疲労等)により運転のパフォーマンスが著しく落ちている。→見落とし・安全確認が不十分になる。判断を誤る等の事故の発生要因がふえる。
・睡眠時時無呼吸症候群などの身体的要因、生活上の懸案事項等メンタル面の要因から、運転に影響を与える要因がある。
→1週間・1か月の期間での体調面
・メンタル面の状態把握を行い、事故を起こしてしまった要因を考える。
自分で「気づく」ことが重要になっていきます。
② 交通カウンセリング
この「気づき」を促すものが「カウンセリング」です。カウンセリングとはクライエント(事故の運転者)が自らに向き合い、そのカウンセリングの過程を通じ、自己の新しい理解や洞察に自発的に気づきを得て主体的に相対できるよう、カウンセラーがその心理学的・専門的知識を用いて援助することを指します。
交通カウンセリングに於いてもこの手法を用い、事故が防ぐには何が必要であったのかの「気づき」を自らが得られるよう援助していきます。
運転を業務遂行上の必須スキルと考える時に、「事故を起こさない運転」がまず求められます。しかし、事故を起こさない運転は一朝一夕で身に付くものではありません。
ハインリッヒの法則によると1件の重大事故の背後には、29件の軽微な 事故、300件のヒヤリハットがあると言われています。
自分自身で気づかないヒヤリハットを意識することにより、大きな事故を防ぐ事が可能となります。
行動の危険性を自ら気づく為にはカウンセリングによる自分自身の運転行動の振り返りが有効です。このカウンセリング技法を用い、
①自分自身の事故に近づきやすい運転行動を自覚し
②その運転行動の変容の必要性を理解
③危険に近づかない運転行動の補正を自らの意志で行う
のプロセスを指導いたします。
2.講習内容
(1) 神奈川県公安委員会指定の教習指導員(有資格者※1)による運転指導
(2) OD式運転適性検査(※2)を実施し受講生の方の運転適性診断を行います。弊社の交通心理士(※3)が診断結果の解説を行います。
(3) 事故についての交通カウンセリングを行います。
自らの交通事故を振り返り、原因を考え、運転行動の変容の必要性を考えて頂きます。
時系列・特性要因等から事故の振返りを行います。
交通事故の振返りのための特性要因図(フィッシュボーン図)例
3.講習プラン例
時限 | 講習内容 | 実施方法・場所 |
9:00~9:50 | OD式運転適性検査(※2)を実施し受講生の方の運転適性診断を行います。 交通心理士(※3)による結果解説 | マンツーマン指導 教室 |
10:00~10:50 | 一般道における運転指導 (運転行動の・安全判断等) | マンツーマン指導 路上コース |
11:00~11:50 | 「事故はなぜ起こったのか」についてカウンセリングを実施。 運転行動の変容を促し、運転の補正を行います。 | マンツーマン指導 教室・路上コース |
4.プランの料金
講習内容・料金 | ||
3Hプラン | ①適性検査1H+運転演習・カウンセリング2H: 25,300円(税込)②運転演習3H: 23,100円(税込)③カウンセリング1H+運転指導2H: 24,200円(税込)➃中途採用スキルチェック 適性検査1H+実車1H: 17,600円(税込) |
※1 教習指導員は神奈川県公安委員会の審査に合格し、公認教習所業務を実施できる国家資格です。
※2 OD式運転適性検査は(株)電脳による運転適性診断検査で、全国の多くの教習所・企業で採用されております。
※3 日本交通心理学会は日本における交通心理学の研究団体です。(会社案内>交通心理学会所属 を参照して下さい。)